Sunday, December 21, 2014

来場御礼!カフェ&ギャラリー終了

3日間限定のプライベートカフェ&ギャラリー 終了です!

ずいぶんと会っていなかった方
年内中に もう一度 会っておきたかった方など
多くの方々にお立ち寄りいただきました。ありがとうございました!

みなさん、師走も半ばで 超多忙なはず。。。
「うん。でも 行くから!」とスケジュールを調整してのぞいてくださいました。
最終日の土曜日20日なんて かなりな雨なのに~。

感謝です!
皆さんそれぞれの 貴重な 
時間と気持ち をいただけて
幸せを実感できた3日間でした!


何人かの方には
今回に用意したワークショップ
「12か月振り返り
  セルフコーチング」
にも挑戦いただきました。

まずは 
12か月その時々の出来事や
自分のモチベーション・
消費エネルギー量を
思い出していただくのですが

けっこう これが 
忘れてるものなんですよね。

例えば1月から順番に
よどみなく思い出す~
という方は少なくて

印象深い大きな出来事を
まず書き出してから
その前後を埋めていくという方とか

手帳やスマホの記録を頼りに書き出すとか。。。。

このオリジナルチェックシートでは
12か月のモチベーション・エネルギー消費量がグラフ化されます。
完成したら、シートを前にフリートークタイム。
皆さん、かなり楽しそうでした。
もちろん 楽しかったり成功体験ばかりではなく
辛かったり無気力だった時期もあったりするんですが
まるごと 「今年の自分」として受け入れて次への活力へつながっていくんです。
これ けっこう盛り上がります。


さて余談ですが 最終日の閉場後は。。。。
ちょうど残ってくれていた知人教え子達と 打上げクリスマス会を実施!
今回のスタジオサロンオープンでいただいたワインなども美味しくいただきました~。
20代の若者たちの 「彼氏・彼女が出来たんですよ~!」なんていう
ドキドキな素敵な報告は
この私を一瞬で 何十年も若がえらせてくれたのでした。。。


by  丸岡満美











Friday, December 19, 2014

新レイアウトで カフェ&ギャラリー

ご案内していましたMoNo/Des_Art_Powerの
<Welcome Opening Days>
3日間限定のプライベートなCafe & Gallery。

昨日よりスタートいたしました!

この1週間、コツコツと時間を見つけては
2Fスペースをレイアウト替え。
今まで ギャラリーとして使用することはありましたが
今回はまた あらたな配置レイアウトに挑戦です。


「はがせる強力両面テープ」という便利なものがあって
これを使って コンクリート打放しの大きな壁面に
ペタペタ・ずらーっと Photo写真を貼り付けました。

その横には カフェコーナー。
スタジオ所有の 某メーカーのカプセル式コーヒーマシーンで
お好きな飲み物を 自分で楽しく操作して召し上がっていただいています。
ベルリンから持ち帰ったお菓子や
ドイツ関わりで仕入れてきた
横浜シェラトンホテルのシェトーレンや
横浜ロイヤルパークホテルのバウムクーヘンなども。

上段フロアスペースに 小さなテーブル4つを並べました。
この4つを組み合わせたり ばらしたりで
お一人様用から グループ様用まで可変させて対応します。

初の配置レイアウトです。 けっこう渾身アイデアです。
こういう使い方もありだなあ、、、と気に入ってます。
この建物が出来てから けっこう経ちますが
シンプルなワンルーム空間って
本当にいろいろな使い方が出来るんですね。

3階から2階へと カウンターやイスを持ち運んだり
ハシゴに上って天井の照明の位置を変えたり。。。
けっこう 肉体的には辛いんですが
でも こういうことが 嫌いじゃないので。
いえ はっきり言って 好きなので

「違うなあ。。」と呟いては やり直したり
「ええやん。。」と 呟いては にんまりしたり。
ひとり作業をけっこう楽しんで仕上げました。

そして 今は来場者の方々との交流を堪能しようと思います!


by 丸岡満美












Wednesday, December 10, 2014

3日間 アートカフェします

お知らせご案内です!


私のワークスペース「花咲スタジオサロン」
期日限定でフリーオープンさせることにいたしました!

題して~ ウエルカム・オープニング・デイズ Welcome Opening Days ~

講座ワークショップ受講でなくても
打合せミーティングの目的がなくても(笑)
どなたでも お気軽にお立ち寄りください。
私マルオカが サロンの主人として皆様をお迎えいたします。
<ただし 事前ご連絡予約を お願いします>

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 期日 
 2014年 12月 18日(木)11:00~20:00
                       19日(金)11:00~20:00
                       20日(土)11:00~17:00

 ● 会場 
 花咲スタジオサロン
 (JR/横浜市営地下鉄 桜木町駅徒歩9分)

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      詳細ご案内&予約は こちら      

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この3日間は 2つのプログラムをご用意しています。

★プログラム<その1> 
アートカフェ「ベルリン・プロジェクト写真展」
      ¥1000/人(スイーツ+お飲物)


2Fサロンスペースを ギャラリー&カフェにしちゃいます。
今秋に私MoNoが挑んだ ベルリンのアート茶室プロジェクトの
奮闘の模様を記録写真フォトをパネルとスライドで公開。

スタイリッシュ空間も堪能いただきながら
ゆっくり自由に過ごしていただくために 
カフェメニューをご用意しました。
ベルリンプロジェクトにちなみ
ドイツの定番クリスマススイーツ「シュトーレン」を
横浜シェラトンホテルからお取り寄せ。
温かいコーヒー、紅茶とご一緒にお召し上がりください。



★プログラム<その2> 
アートワークショップ 
「12 Flowers in 2014」 ~12か月の締めくくり セルフコーチング~
(3500円/人<材料資料費・カフェメニュー1000円分込み>)



もしお時間に余裕がおありなら
<2014年プレイバック>の時間はいかがですか?

デザートパワーがオリジナル制作した自己診断シート
必要事項を記入していくことで 
12か月の自分の記録アーカイブが出来上がります。

頑張った?怠けちゃった?嬉しかった?つらかった?
各月に相応しい色や形をチョイスして 
フェルト製フラワーブーケを作ります。

シートでしっかり自己分析 そして 12の花々を作るアートワーク! 
この2段階の作業が 意識層と無意識層をリンクさせてくれるんです。 
2014年の自分がとても愛しく そしてこの1年がとても大事に思えてきます。
 
僭越ながら サロン主人の私が 
セルフコーチングのナビゲーターを務めさせていただきます!


お申込みは 返信連絡先を明記の上で
こちらにコメントいただくか 
MoNoサイトからメッセージください。
 ⇒  http://www.mono-japan.net/nihongo/2014-12cafe

ご訪問 お待ちしております!!!













Wednesday, November 12, 2014

ベルリンの日本人!

「パリのアメリカ人」は ガーシュインの交響詩。
その音楽で作られた 「巴里のアメリカ人」は ジーンケリーの代表作の一つ。

になぞらえて 今回のタイトル「ベルリンの日本人」。
私達MoNoのベルリンでの活動をサポートしてくれた
現地在住の日本人の方々についてのお話しです。

MoNoの今までの海外遠征は
ウイーン郊外の小さな街や 南仏の地方都市だったりして
いわゆる 旅ガイドブックでは 1~2ページ分しか扱われない場所でした。
つまりは 現地在住の日本人の方との接触は ほぼ無理な状況でした。

でも 今回は 大都市ベルリン!
このブログやHPではもちろんのこと
出発する3か月前から 会う人すべてに
あるいはダイレクトメールにて
「誰かお知り合いいませんか?」と尋ねまくっていた私でした。

結果 数名の方から とても頼りになる現地在住の方をご紹介いただき
その方がまた 現地で輪を広げてくださって~
嬉しいネットワークがどんどんつながっていきました。

特に尽力いただいた方々は MoNoのサイトページにて
お名前をご紹介させていただいています。
⇒ MoNo Berlin展示案内

もう何十年も前から ここベルリンにて 
お仕事で活躍されている方もいらっしゃれば、
留学中の方、
修行のためにと 現地のオフィスで勤務の方、
或いは 新しくこの地で家庭を持たれた方、などなど、、、
さまざまな世代立場の方々と交わることが出来ました。

中でも 特筆すべきは
まずは 大学の後輩にあたる林浩平さん。
母校=京都工芸繊維大学の角田准教授にお知り合いを尋ねたところ
研究室出身者でベルリンの建築事務所で働く青年がいる!とビンゴなお言葉。
林さんから 通訳やお点前の協力者をご紹介いただきました。

写真上)オープニングイベント準備中の茶の湯サポーターさん達
写真下)アート茶室制作真っ只中のMoNoと Kちゃん&Tくん
その茶の湯パフォーマンスを引き受けてくださったのが、山下民子さんと 荒井知美さん。民子さんは 大ベテランな服飾デザイナー。ドイツで制作されるドラマの衣装等を多数に手掛けられているとか。知美さんは 現地の大手建築設計事務所の建築家です。


さらに わざわざ日本より駆け付けてくれた若者達もいました。私が都内で 長年に非常勤として通年授業を務めていたデザインスクールの教え子が2名「日本から同行してくれる人 歓迎!」なんてメッセージを送ったら、本当に 費用と時間を工面して追っかけて来てくれんたんです。作品制作で オープニングパーティーで とても力になってくれました。
その模様はこちらから。。。
⇒ まるゼミのブログ




それぞれに 繰り返しに御礼は申し上げておりますが
この場であらためまして 心より感謝申し上げます。。。。


残念だったのは、この皆さんと十分な交流の時間が取れなかったこと。
とにかく、今回は ベルリン滞在時間が
そのまますべて 作品制作時間となってしまったので
ゆっくり一緒に 食事を楽しんだり 
市内を散策したりの機会を持てませんでした。
異国で暮らす皆さんのお話しをじっくり聞きたかった。。。
これは 次のベルリン滞在の目標。
つまり また ベルリンへ戻るぞ!という目標でもあります。


by 丸岡満美







Saturday, November 8, 2014

ござ VS 毛氈!

11月に入り、そろそろ秋も本格化。
日没後は 肌寒さも感じる頃になりましたね。

9月半ばに私がベルリン入りした時は こんな気候でした。
滞在中は そこから気温はさらに降下。。。
今回の作品制作は屋外空間なので
持参した衣装群で重ね着して なんとか過ごしておりました。

でも~ 6日目頃に ホテルではセントラルヒーティング暖房がスタート。
その日の朝 温水ラジエーター器がほんのり温かくなっているのを発見!
「助かった~」 とても有難く思ったのを覚えています。

でも、9月から暖房なんだなあ~。
緯度を考えると 北海道よりもさらにもっと北極に近いわけで
さすがベルリン!と感心などもしておりました。

10日間滞在したホテルの客室
窓からは どんより空の下の街並み
MoNo 「Invisible Tea House」公開初日は9月27日の土曜日でした。
前日まで、ずーっと重苦しい雲が
支配していたベルリンの空模様。
スコールシャワーに見舞われて
制作中の作品の一部が台無しに~なんてこともありました。


公開初日が迫ってくる頃の
私、ミースハウスのスタッフ その他サポーター陣の合言葉は
「でもとにかく オープニングに雨だけは降らないで!」でした。
毎日、館長が自分のスマホで天気予報を見せてくれましたっけ。。。

というのも 私から館長へ提案した 
オープニングイベントでの茶の湯パフォーマンスは 
「残念だけど 雨天時は無理!中止!」の申し送りをしてたんです。

でも 「絶対に大丈夫!」という 不思議な自信(?)とともに
制作を続けておりました。 
作品のの輪郭がおおよそ出来上がってきた頃に
協力を申し出てくださったベルリン在住の日本人の方々と
現地打合せをした時にも
皆さん「うん、大丈夫みたいよ」的な思考モードでした(笑)。


この写真は その折りのもの。

「Invisible Tea House」は 床を持たないデザインなのですが
オープニングの茶の湯のためだけに 「特製床」を設置することに。

実はこの床は 日本から追っかけて駆け付けてくれた
デザインスクールの私の教え子さんに作ってもらいました。
 ⇒その時の模様はこちらの「まるゼミ」ブログで!
   http://marusemi.blogspot.jp/


「ござ」にする??
「毛氈」にする??

2バージョンを持ち込んでいただきシミュレーション。
館長さんは 「あなたのイメージで決めて」と
私の判断にゆだねてくれたので~

だんぜん 赤! 毛氈!

で決定したのでありました。。。。

ミースハウスの空間の中に こんな鮮やかな赤はありません。
だからこそ オープニングでは 
2時間だけの異次元のスペースを。。。。


by 丸岡満美




Thursday, October 30, 2014

ミースハウスの内部ご案内

前回に ここを訪れたのは2009年の春。
オーストリア ニーダーエステライヒ州の建築家協会ORTEからの招聘を受けての
2度目のKrems Artist in Residence。
私達MoNoは 初の海外インスタレーションアート作品
「Light and Atmosphere in the Japanese way」の制作~公開を終了させて
日本への帰路途中にBerlinに立ち寄りました。

あれから5年半。。。。
お久しぶりです。ミース様。
戻ってくることができて嬉しいです!



少し部屋の使われ方が変わったかな????
でも 前とかわらず クールなインテリア空間。
長方形の部屋の長辺側の壁に 
大開口の窓が天井近くまであるので
ほぼ 外部にいるような明るさなのであります。


それにしても この白いスチール建具が
とにかくカッコいい!!のであります。。。



by 丸岡満美

Friday, October 17, 2014

アート茶室公開中 in Berlin

ベルリンにて奮闘してきました。
そして完成させてきました。
「Invisible Tea House」。

<現地にて このブログ更新ができるかな~?>
などと のんきなコメントを書き込んでいた前回記事。
スミマセン。。。
とても そんな余裕がありませんでした。

しかも 日本に帰国してから 早くも2週間経過。
燃え尽き症候群?でもないのですが
旅の片づけや 渡航中にストップさせていた諸事情対応でバタバタ。
やっとこのブログも再開の運びとなりました。
気付けば 1か月ぶりです~。

そうです! ちょうど今日から3週間前!
私達MoNoは Invisible Tea Houseを誕生させました!
こちらが その雄姿です!

前回の当ブログ記事に添えた
「完成予想図」のCG合成パースと見比べてみてください。
ほぼ×ほぼ 同じっ(笑)

ベルリンの中央部ミッテから少し離れたリヒテンベルク区に建つ
区営の美術館ギャラリー「ミース・ファン・デル・ローエ・ハウス」
建築の神様ミースが設計した小住宅「旧レムケ邸」を再生保存し活用しています。
写真のアート茶室の奥に見える レンガ外壁の建物がそれ!

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ミース・ファン・デル・ローエ・ハウスの公式HP
トップニュースに MoNo展示もラインアップされています。
~~~~~~~~~~~~~~~

1週間。毎日&毎日、ミースの空間に通える幸せ
ミースの建築の外壁から出るエネルギー光線を浴びながら
その隣で創作できる喜び
極めつけは 休館日や雨天日の人影のない建物内の展示室でのコーヒータイム!
ミースの空間を独占!

「あー。今。すごく幸せ。
いつでもこの体感を取り出せるように。
 今のこの感覚を 記憶に摺り込むわ!
オープニングレセプション用に
日本から持参した SaSa もいっしょ。

この建物の発注者オーナーの レムケさん
この部屋で この美しいスチールサッシから入る光を浴びながら
この庭を眺めて お茶してたんだろうなあ~。
懸命に この時の感覚を脳に記憶させた甲斐あって
今でもその幸福感を味わうことができる私です。

当初は「3日間もあれば茶室は完成するから~」
「さっさと仕上げて あとはベルリンの街を堪能しよ~」と豪語していたのですが
ひとつ、ふたつ、と予定とおりに制作が運ばない事態が発生。
結果、私のベルリン観光はゼロ。

オープニングの前日の閉館1時間前に
この Invisible Tea House を完成させたのでありました。
そのバタバタな制作プロセスは
断片的ではありますが こちらのFacebookページでご覧になれます。
現地で唯一に リアルタイムで発信していたものです。
https://www.facebook.com/mono.teahouse


まだまだ 私の脳に肉体に鮮明に残る記憶をたどりつつ
しばらく このブログでは
ベルリンプロジェクトの報告を続けさせていただきます!


by 丸岡満美




Wednesday, September 17, 2014

日本出国!MoNo JAPAN!

いよいよベルリン遠征に出発します。


滞在期間は約10日間。
9月27日(土)の作品展示スタートを目指しての制作のために
1週間前から現地入りです。

おかげさまで いろいろな方々から
現地で活躍されている様々なジャンルの方をご紹介いただき
いろんな場面で サポートをいただけそうです。

展示初日の夜には オープニングパーティーを開いていただけます。
ここで 茶の湯をふるまうパフォーマンスを 
私達から 現地コーディネーターUdoさんや 
美術館ギャラリー館長Noackさんかに 提案したところ二つ返事でOK!!

と 茶の湯企画が通ったものの 
お点前をしてくださる方がなかなか見つからず。。。
最悪時は 経験ゼロの私自身がパフォーマーになるしかないか~と
日々 独学に精を出していたのですが。。。
縁がつながって 現地の日本人の方に務めていただけることになりました。


私の役目は 日本から抹茶と茶菓子をデリバリーすること!

ということで 可愛い干菓子を取り寄せました。
京都の甘春堂さんの「秋三昧」

これらも含めて 現在 荷造り中です。
アート制作の材料の一部はすでに現地へ航空便にて送付済み。
税関での足止めさえなければ 4日でドイツに到着しちゃうのです。
荷物の海外送付については
最初の海外遠征の折りは よくわからなくて
高額な関税を課されたりしましたが 今はもう大丈夫。
送付票や Invoiceの書き方のコツも経験学習済み!

あとは 搭乗時の荷物重量制限をにらみつつ
出来るだけ アート創作環境を日本に近づけさせるため
可能な範囲で 道具類を持参します。
スーツケースの一部は 工具類で占領され
そしてまた一部は まるでデスクの引き出し状態です。

今回は 大都市ベルリン!なので
不足がある道具材料は 容易に手に入るとは思いますが
でも その 購入に奔走する時間がもったいない!
空港宅配の集荷ギリギリまで 検討が続きそうです(笑)

現地でこのブログを更新することが出来るかな??
ともかく~ 楽しんで+頑張って+踏ん張って+++謳歌してきます!


by 丸岡満美








Monday, September 15, 2014

ベルリンでのアート茶室制作

9月もあっというまに後半へ突入です。

以前にお話ししたように この時期の私は
ドイツはベルリンにて奮闘しています。
<ドイツベルリン遠征の記事>

そうです! 久々のヨーロッパでの
歴史的空間におけるアート制作&公開!

MoNoベルリンプロジェクト
空間インスタレーションアート
「Invisible Tea House」

ミース・ファン・デル・ローエ・ハウス
overseestraße 60  - 13053  Berlin
展示公開 2014年9月27日(土)~2015年5月1日(金)
11:00~17:00 月曜休館 / 入場無料


上のイメージは、現地写真に
私達が創作するアートのCGを合成したものです。
おわかりの方もいらっしゃいますね。
そうです。3月に横濱建築祭にて私達が披露した
「草風茶室」がベースとなっています。

ただ 前回は屋内での設営だったので
畳に障子紙、、、、とがっつりな和室空間でしたが
今回は屋外なのです。しかも長期間の展示期間。
一部の材料類を見直し
ついてはその制作方法も変更を加えています。

結果 「草風茶室」よりも格段にその開放性がアップ。
透明な存在感の茶室ということで
「Invisible」~見えない、人目につかない
というネーミングになりました。

屋外での制作の工程は 当然に天候に左右されます。
Berlin天気予報では なんとか雨は避けられそうですが
しっかりと 雨具も旅支度に加えねば。。。
今 自宅のリビングは
ベルリンで活躍してくれる材料道具たちが占拠中です。


by 丸岡満美



Sunday, September 14, 2014

紙パック建築レポート プレゼンテーション!

紙パック建築ワークショップ・レポート最終回です。
祝完成!のプレゼンテーション編。

完成した紙パック建築の街並みを
ディスプレイ用ステージにセットしてレセプションテーブルへ
そして 一生懸命に作った作品について
自由にお話しをしていただきます。
そのトークの視点は本当にそれぞれです。

   例えば 「この家は入れ口が~ 屋根裏が~」と
   建物の仕組みを、1軒ずつ順番に説明してくれたり

   暖色系で~、寒色系で~、隣り合う家は似させて~」と
   カラーコーディネートへのこだわりを見せてくれたり

   それぞれの建物に住む人使う人、お店の細かな業種設定など
   街の人々のストーリーを語ってくれたり

恥ずかしがり屋のお子さんは ちょっと最初はうつむき気味。
でも 質問形式でやりとりしていくと 言葉がどんどん溢れてきます。
そして世界観も広がっていきます。
聞いている私やスタッフも とても楽しくなってきます。


作品を前に誇らしげに笑顔やVサイン。
右上写真は 中学生で参加いただいた兄妹さんのオリジナル作品。
建築模型は 白一色で仕上げる「ホワイトモデル」も多いのですが
これはまさにそれですね。
高学年以上のお子さまの場合は より正確に寸法設計したり
まったくオリジナルの紙パック建築フォルムを制作してもらったりしました。

紙パック建築のお子さまワークショップには 
次の2つの私の想いが載せられています。

・日常に身近な素材が 自身の発想しだいで
 まったく異なるものに生まれ変わることを体験してほしい。
 
・建物や街は 既成の状態で住まわされるものではなく
 自分から 積極的に変化させながら
 暮らし使っていくものであることを体感してほしい。

あっという間の2時間ですが
ほんの少しでも記憶に残ってもらえると幸せです。

by 丸岡満美
 


Friday, September 12, 2014

紙パック建築 メイキング風景

今日の 紙パック建築講座レポートは
参加者の方々の メイキング風景をお届けします。


作りたい=目指す作品のイメージが固まったら
予約していただいている指定テーブルへ移動。
あらかじめ こちらで用意している
工作道具の一式セットを使いながら
いよいよ 紙パック建築の制作開始です。

① まずは 紙パックを分解することから始めます。
   セレクトした屋根フォルムによって
   分解のしかたが異なるので注意!

② 分解したら、裏返して、組立て。
   見本を見ながら 屋根の形を作ります
   ちょっと複雑な形状は 切り込みを入れたり
   折り方を工夫したりが必要。
   組み立てられたら クリップで仮留め。

③ 組み立てた建物を 設計図とおりに並べて 
   さあ ここからはカラーコーディネート
   優しい色が並ぶ15色の不織布パレットから
   チップを取り出して仮置きしつつ
   完成時の色をイメージ。

④ 色も決まったら 貼込み作業
   仮組立てした建物を もう一度 開いて真っ平らに。
   そして ひたすら 糊をつけてはチップを載せていきます。
   屋根、壁。そして、窓や扉。。。。
   このワークがもっとも根気が必要な作業。
   でも、最初は真っ白だった紙パック建築に
   色彩が宿ってくると楽しくなってくるはず!

⑤ すべての貼付けが終わったら 仕上げです。
   ホッチキスを使って 本組立て
   厚紙補強をして基礎工事!
   こちらで用意している
   ディスプレイ用ステージにセットしたら
   完成~~~!!!

大人の方も一緒に作業!
もちろん 私もスタッフも加わってサポートします!


完成したら いよいよ最後のステップ。
発表プレゼンテーションです。
紙パック建築講座レポート、まだ次へ続きます!


by 丸岡満美



Wednesday, September 10, 2014

紙パック建築レポート こども建築家誕生!


前回に続き 紙パック建築ワークショップをレポート!

今回は3~4棟の建築ファサードを作ってもらって
並べて街並みと作ってもらうワークショップでしたので

まずは 欧米や日本の三角屋根が並ぶ
街並みを写真集などで勉強した後に

さあ!自分の街並みをデザインしてもらいます。


まずは紙パックから造れるさまざまな屋根フォルムから
作りたい形をチョイス

次に それらの建物を どの順番でどのように並べるかをデザインします。

そして そのアイデアを「基本設計図」として紙に描きだします。

もちろん、制作途中で変更しても大丈夫。
(実務でも よくあることですし(笑))
でも最初の目標、最初のイメージをしっかり記録することが大切なのです!

写真左) セレクトした建物デザインの並び方を検討中!
写真右) 決定したアイデアを設計図として描きだし中!

上の写真のお子さま建築家達、とってもいい表情ですよね。
「うーん、そうだなあ」
「よし、こんな感じかな~」
と プロフェッショナルに迫る。。。
いえ まさに巨匠建築家のようなパフォーマンスで
とっても微笑ましいのでありました。。。。。


by 丸岡満美



Monday, September 8, 2014

紙パック建築レポート 作品集


8月下旬に開催しました親子デザインワークショップ。
 『紙パック建築 第2弾 
   ~建築家とつくる街並みデザイン~』

当日の会場写真が整理できましたので
レポート掲載させていただきます。

まずはこちらが 参加者の方々の完成作品!
高学年のお子さまには
がんばって中高層の建物にトライしていただきました。

建物の屋根の形のセレクトや
壁や屋根、窓や扉の色選びもさることながら
建物の配置も それぞれにこだわっていただいています。
ぴったりとくっついて整列している作品もあれば
わざと離れさせて 或いは 前後にでっこみ引っ込みを作って
路地や広場を想定しているものもありました。


今回の着彩材料はこの不織布。
15色のチップ小片セットを 参加者それぞれにお渡しします。
 チップが足りなくなっても おかわり自由!!
「家でも続きの作業をしたい!」方には 
好きな色チップのお裾分けもOKです。



by 丸岡満美

Wednesday, September 3, 2014

茶室ワークショップ

今度の日曜日は 都内でワークショップ講師を務めます。

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<空間&インテリア>のデザインワークショップ
   『マイ・茶室・デザイン』

2014年 9月7日(日) 13:30~16:00

対象: 中学生以上 30代までの方

参加費: 無料

主催・会場: 総合学園ヒューマンアカデミー東京校 0120-89-1588
http://campus.athuman.com/tokyo/about/access.php?code=140081
東京都新宿区高田馬場4-4-2  (JR「高田馬場」駅 戸山口より徒歩1分)

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昨年は7月頃に担当させていただきました。
前回は「マイルームデザイン」のタイトルで
自由に部屋の用途を設定してのペーパー模型づくりでした。
型紙で家具をつくり、自由に内装デザインを考えて。

その時の参加者の方の作品がこれ!

今回も やはり紙素材で空間模型をつくるのは同じですが
テーマを「茶室」にしました。

そうです。3週間余りと迫った 
私のMoNoのベルリンプロジェクトの
「アート茶室」に関連づけて~。
参加者の方々にも 自由に 「茶室」を
発想してもらおうという目論みです。
若いフレッシュな感覚から
私も刺激をもらえるのでとても楽しみです。


3月の横濱建築祭で披露した草風茶室これでした


by 丸岡満美

Saturday, August 30, 2014

ホームメイドジュース 2014

紙パック建築講座が終了し
花咲スタジオサロンでは
デザインワークショップ仕様のレイアウトも撤去。
お子さん達で賑やかだった会場は
ガラーンとした日常に戻りました。。。

現在 いただいたアンケート集計や
撮影した記録写真等を整理中。

そのお供に。

アシスタントの南絵里子さんから
ホームメイドジュースのお裾分け。
いつもより格段にリッチ気分の休憩タイムです。
こういう時は (洗うのが大変だけど~)
ちょっとお洒落なお気に入りグラスに注ぎたくなります。


左は パイナップルレモンとベーカリー
右は 疲れた目に嬉しい!ブルーベリージュース

昨年の紙パック建築ワークショップで大好評だったので
今年も 無理をお願いで絵里子さんにお願いした
ウエルカムドリンク!!

やはり今年も3種類のメニューを用意していただきました。
「オレンジみかん」「ブルーベリーラズベリー」「パイナップルレモン」
そして カフェコーナーも再びに出現!


2013年バージョンは大きなカットフルーツが
ゴロッと入っていて 食べるジュースって感じでしたが
今年は 太めストローで手軽に飲めるようにフルーツを粉砕!
食感を楽しみながら いただける
+mina スペシャル ドリンク です。


夏 暑い中で来場いただいた方々に
クールダウンしていただくとともに
一瞬で デザインアートな世界に染まっていただくための
魔法のジュースなのでありました。。。。



by 丸岡満美






Tuesday, August 26, 2014

終了! 紙パック建築 第2弾


終了いたしました!

2014夏休み 親子デザインワークショップ
紙パック建築 第2弾 ~建築家とつくる街並みデザイン~

ご参加いただいた方々 ご来場ありがとうございました。。。。


今年も「白い森」化させた
花咲スタジオサロンの2F会場
<センターテーブル>

受付はこちらのテーブルで!
南先生の特製ウエルカムドリンクを飲みながら
このテーブルで 私丸岡と一緒に
世界そして日本の街並み写真を見ながらを少し勉強して
「紙パック建築~街なみバージョン~」を参考に
「紙パック建築 屋根5種」模型を手に取りながら
自分が作りたい街並みを決めていきます。
目標が決まったら~設計図を描きます。

工作タイムは 指定専用席へ移動!
1時間余り 集中!集中!

作品が完成したら またこのセンターテーブルに戻り
プレゼンテーション!

入れ替わり立ち替わりの参加者の親子の方と
コミュニケーションさせていただくのが
このセンターテーブルなのです。

とにかく無事に全会期を終了しました~。
次回は ワークショップの模様を報告レポートさせていただきます!


by 丸岡満美




Thursday, August 21, 2014

紙パック建築を支える 道具セット

紙パック建築のための 
道具一式セットが これだ!!

~~~~~~~~~~
2014夏休み セミプライベート式 親子デザインワークショップ
「紙パック建築 第2弾 ~建築家とつくる街並みデザイン」

詳細ご案内&お申込みはこちら ⇒  desartpowerページ 

~~~~~~~~~~

まるで手術道具のように
切ったり貼ったりするための用具が並んでます。

この一式セットを 参加のお子さまそれぞれにお渡しします。
料理番組のように 食材や器材が並んでいると
テンションあがりませんか?

これにプラス いろとりどり15色の不織布小片チップも
セットにしてお渡しします。

紙パック建築の屋根の形やボリュームや配置がきまったら
「どんな感じがいいかな~」
と デザイナー気取りで 色決めです。

こちらも 色とりどりのチップが並ぶと 
実験室のようで楽しくないですか??

薄~い不織布は 重なり具合で濃淡も出来て
その表情は七変化します。
ゼリー寒天のような淡い色も その指触りも涼しげで 夏アートにぴったり!


by 丸岡満美



Saturday, August 16, 2014

紙パック建築の街並み 出来上がりました

紙パック建築ワークショップの試作品が完成しました。
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2014夏休み セミプライベート式 親子デザインワークショップ
「紙パック建築 第2弾 ~建築家とつくる街並みデザイン」


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2階建て と 3階建て が建ち並ぶ通りです。
いわゆる縮尺で言うと 100分の1の世界です。
道行く人の絵を写真に合成したら こんな感じです。

屋根の形が少しずつ違うのがわかりますでしょうか?
紙パックの三角部の折り方で いろいろ工夫できるんです。
色あざやかな不織布の小片チップを
ランダムにペタペタ貼り付けて
屋根と壁に色をつけたら
最後は玄関ドアと窓!
扉の位置はどこにする?
部屋がどんなふうに並んでるかをイメージしながら
窓の配置を考えます。

お持ち帰り時は 
紙パック建築街並みバージョンがセットできる
専用「ペーパーステージ」をプレゼント!
お家で飾っていただくときに 
あるいは学校への提出時にお使いください。

作品のグレードが格段にアップ!!です。


by 丸岡満美

Thursday, August 14, 2014

紙パック建築 第2弾は?

ご案内しています10日後のワークショップ講座

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2014夏休み セミプライベート式 親子デザインワークショップ
「紙パック建築 第2弾 ~建築家とつくる街並みデザイン」

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<<< 詳細ご案内&お申込みはこちらから desartpowerご案内ページ >>>
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昨年に引き続きの「紙パック建築」シリーズです。

そもそも「紙パック建築」というネーミングは
私が勝手に名付けました(笑)

ご覧のように 500ml~1000mlの牛乳パックに代表される
三角屋根を持つ飲料紙パックで 建物を作るから 「紙パック建築」。

最初から かなり強固な勾配屋根が 出来上がっているわけですから
これを利用しないではいられません!

昨年は「庭付き一戸建て住宅」を作りました。

  ⇒ 2013年 紙パック建築 建築家とつくるミニモデルハウス



第2弾の今年は ずらっと建物を並べての
街並みデザインに挑戦しようと思います。
こんなイメージで
背の高さを変えたり 屋根の勾配方向や形を変えたり。。。
外壁の色 窓や扉の形や間隔を工夫したり。。。
などなど 意外に 建物のバリエーションは広がります。

二つとして同じ建物は無く それぞれ個性はあるけれど 
街並みとしては統制が取れて 美しい。

そういったバランス感覚 ルールづくりがポイントです!

by 丸岡満美

Sunday, August 10, 2014

2014夏休みの 親子ワークショップご案内

こんにちは。 丸岡です。


お盆バカンスウィークに入りました。
年末年始とこの時期、多くの日本の企業は休眠状態になりますね。
自宅で あるいは実家でゆっくりと
このブログを眺めてくださる方も多いのでは~と思ってます。

お子さまのいらっしゃるご家庭では
夏休みも後半へ折り返し、です。

ということで、本日は、今月下旬に予定しています
小学生&中学生を対象にした
親子ワークショップのご案内です。
 夏休み2014 セミプライベート式 親子ワークショップ
 「紙パック建築 第2弾」 
 ~建築家とつくる街並みデザイン~
詳細ご案内は こちらへ
予約お問合せは こちらへ


そうです。昨年に実施した
「紙パック建築~建築家とつくるミニモデルハウス」に続く
第2弾なのです。

お子様の年齢や興味に合せて難易度をアレンジする
個別対応のセミプライベート式ワークショップ。
500/1000mlの飲料紙パックを使った家模型づくりです。
今回は、キレイな家々が並ぶ
「街並み」を考えてみたいと思います。

●オープン日 
 2014年 8月24日(日)+25日(月)
●オープン時間
 11:00 ~ 最終入場17:00
 ・完全予約制
 ・ご都合の良いご来場時間で予約お申込みください
●会場
 花咲スタジオサロン
  <MoNo/デザートパワー 打合せスペース>
 横浜市西区花咲町
 (JR/市営地下鉄 桜木町駅 徒歩9分)
 (みなとみらい線 みなとみらい駅 徒歩13分)
●講座所要時間
 60分~120分
 ・お子様の創作状況で対応します
●対象
 小学生および中学生とその保護者の方
 ~以下の場合は別途にご相談ください~
   ・就学前のお子様でも
    60分作業が可能であればご参加いただけます。
   ・小学高学年以上のお子様は
    保護者ご同伴でなくてもご参加いただけます。
●参加費<材料費+ウェルカムドリンク込>
   親子ペア      3500円
   追加のお子様    2500円

●担当講師
  丸岡満美
  (建築家アーティスト)
  (一級建築士事務所MoNo協同主宰)
  (デザインとアートのサロン デザートパワー主宰)

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★詳細ご案内はこちらへ★
★予約お問合せは こちらへ★

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また追って 詳細のご案内を追加していきます。
お子様をお持ちの方、
あるいはお知り合いにいらっしゃる方、
どうぞご検討ください!!


by 丸岡満美


Monday, August 4, 2014

MoNo JAPAN ドイツ<ベルリン>遠征!

実は私のユニット MoNo JAPAN
来月後半に ドイツはベルリンに遠征にまいります!

久々の 欧州でのアート制作です。
会場は「ミース・ファン・デル・ローエ・ハウス」(Mies van der Rohe Haus)。
ベルリン市リヒテンベルク区が管轄するギャラリーです。

<ミース・ファン・デル・ローエ>とは 建築家の名前です。
「20世紀の三大建築家」として挙げられるほどの
泣く子も黙る建築界の大巨匠です。
彼はまた 当時の先進的デザイン教育を実践していた
「バウハウス」の3代目校長も務めていた人物ですが
ナチス政権下で この学校が廃校になった後にアメリカに亡命します。

今回 私が作品制作する会場ギャラリーは
ミースが亡命前にドイツで最後に手掛けた建物「旧レムケ邸」
完成当時の姿に復元し、保存活用されている施設なんです。
そうです。横浜山手地区の洋館等でトライしているコンセプト
「歴史的空間でのインスタレーションアート」で今回も挑戦!です。

約1年前にこのお話しをいただき 
あっという間に本番まで1か月半となりました。
今年のMoNoの賀状はこの建物外観と
私達のアート作品シーンをレイアウトしたものでした。

この煉瓦の平屋建ての小さな住宅が会場です。
これは約5年前にベルリン訪問時に撮影したPhoto。
「Less is more」とは ミースの名言中の名言です。
「より少ないことこそ より豊かである」というとおり
彼の建物はシンプルそのもの! 
けれども洗練されてて 知的でクールで~
というところから 建築業界では ミースファン多いんです

またミースが設計する住宅は 
自然豊かな広大な庭園を持つものが多いのですが
この「旧レムケ邸」もそうです。
旧東ベルリン地区の高級住宅街にあります。
敷地は湖に接していて 美しい湖面を楽しめます。
いや~こんな暮らしがしてみたい。

このような空間でアート制作できる幸運に心より感謝している私です。

by 丸岡満美




Tuesday, July 29, 2014

戦う 〇〇ジャパン!

前回ブログの記事でFIFAワールドカップ2010をあげました。
パリの安宿で TV観戦をしたというお話しです。

週末に 必要があって 昔のデータをゴソゴソ探していたら
その時の動画が出てきました。
フランス語のサッカー中継です。
シェアしたくって 載せちゃいます。


「ジャポネ」「エンデュ」「ホンダ」は、聞き取れます。
FIFA2010 対デンマーク戦(6月24日)

確かこの時は 10日間ほどの南仏モンペリエ滞在の後でした。
「国際建築フェスティバル」でのアート制作展示。
日本人ゼロの状況下と 勝手の異なる現地での作業で
そこは半ば 「戦場」であったので~。
ストップオーバーでパリに立ち寄った際には
充実感はあるものの 心身ともに疲れ果てていました。

小さなTV画面の中で 欧州勢と戦うサムライブルーが
なんだか同士のような気がして。勝手に(笑)。
嬉しくて TV画面を動画モードで撮影しちゃったんですね。


パリの6月はすでにサマータイム。
ディナータイムでも まだ外は明るい!
私達が泊まった客室空間は
デパ地下とホテル近くで調達した惣菜と
白ワインが並べられながらも
この時の日本代表チーム「岡田ジャパン」と共に 
すっかり 「日本っ!」の空間と化していました。

ちなみに 私達MoNoも海外にて活動するときは
日本を強調したいときは「MoNo JAPAN」と称したりします(笑)。
不思議と 戦いモードになれるんです。
左)ホテル客室の窓からの風景
右)この日の夕食


by 丸岡満美

Thursday, July 17, 2014

狩猟系と農耕系の空間認識

FIFAワールドカップ 終わりましたね。
優勝国であるドイツ人の友人からメールが来ました。
ほろ酔いの本人の写真とともに。
It was a very nice  evening in a cosy wine bar in Moscow.
Thanks for all supports of the German team.

モスクワ出張中でのドイツ優勝だったんですね。
異国での自国応援。
そういえば 前回の南アフリカ大会の予選リーグの折りは
私は「国際建築フェスティバル」参加出展でフランスにいました。
南仏での仕事の後 パリに立ち寄り2泊。
惣菜を買い込んでホテルの部屋で夕食をしよう!
と街を歩いていると スポーツバーらしき店の画面には日本チーム。
部屋に帰って チャンネルを合わせると<本田圭祐>が映りました。
この日は 対デンマーク戦。
日本国民の予想を裏切り(?) 3点ゴールの見事な勝利!
安宿の最上階の部屋で ワインとチーズとキッシュとともに
歓声をあげていたことを思い出しました。
翌日の ドゴール空港では現地の職員さんに
「ジャポネ、トレビアン!」と声もかけてもらって。


サッカーは狩猟民族向きのスポーツって聞くけれど
ボールをめぐって 全速力で集団で連携しつつ走りこむ姿は
やっぱり狩猟の風景そのものだなあ~と私も思います。
走りながら ボールの位置も 敵の姿も認識し
自分が取るべきアクションを 一瞬のうちに選びパフォーマンスする。
いやもう 素晴らしい芸術です。

球技系スポーツは 空間認識のゲームです。
陸上競技や水泳等のタイムを競うスポーツは
ひたすら個人の肉体や技のパフォーマンス性を磨きますが
ボールを使ったスポーツは 
めまぐるしく変化する空間の密度を把握し予測する力が必要です。

サッカーとか ラグビーとか アメフトとか
走って~奪って~ぶつかって~のパフォーマンスは
まさしく「ボール」を獲物に見立てた狩猟系スポーツ。

狩猟よりは農耕だった日本人は 田畑を守る感覚で 
自分の分担領域がある程度定められている
「野球」が向いているのかも。
手堅くしっかり 自分の担当空間を守るスポーツです。
野茂投手以降の 日本人の米メジャーリーグでの活躍が止まりませんよね。

ん?でも 待てよ。。。。

女子サッカーなでしこジャパンは世界トップクラスで強いんですよね。
つまり???
日本女性は 実はひそかに 狩猟系???
衝撃的な問題提起です(笑)。


by 丸岡満美

Thursday, July 3, 2014

日本人だから 衣替え!

季節は7月に突入。
まだ梅雨は続いていますが
適度に晴れの日もあって 洗濯物の処理もそれほど困らないです。
今年は 蒸し暑さもひどくなく けっこう過ごし易い気がします。
朝夕はしっかりと肌寒くなってくれて 長袖を羽織ったり。

そう。今 私の納戸クローゼットでは 
夏物衣料と春物衣料が最前線でにらみ合っています。

衣替え。。。
平安時代から宮中行事としてスタートしたそうですが
それが しっかりと21世紀の今も
官庁 学校 企業らで しっかりと受け継がれ 
日本の「秩序」の一つの象徴として定着してます。
6月1日になると まだ肌寒くても
国全体で 突然に夏仕様になるし
5月の夏日でも 長袖の制服に耐えねばならないのです。

といっても、これは「統制」が必要な団体においてのルール。
あなたのお家での 衣替えのタイミングはどうされていますか?
我が家では 4月後半から ジワジワ~ジワジワ~
気候の様子をうかがいつつ衣替えを実施していきます。

下駄箱のメイン棚に 夏サンダルが集結しました。

この「衣替え」は もともと中国の風習だったそうですが
英語では直訳できるい言葉はないそうで
つまり欧米では「衣替え」の概念が無い?薄い?らしい。
四季がある国なのに??

で 私が思うに~。
欧米の冬の室内は 全館暖房でガンガン暑いから?ではないでしょうか。
もちろん地域・環境によって異なるでしょうが
ごくごく一般的なアパートででも 地下に共同のボイラー室があって
各住戸の各室内のラジエーターに温水が送られます。
セントラルヒーティングと呼ばれるシステムです。
数年前にAIRで滞在させてもらった 
ウイーン郊外の現地建築家協会所有のアパート
窓の下にあるのが暖房ラジエーター

これがかなり強烈で 室内は ほぼ「夏」です。
半袖で過ごせます。
寝具は 夏と同じ薄~い羽毛布団で十分です。
室内空気は 乾燥しきっていて かといって加湿器などなく 
私が 春先のウイーン郊外に2か月ほど滞在していた時は
肌が悲鳴を上げてました。

ゴージャスな毛皮コートの下は肌も露わなドレス~
といった 欧米の映画でよく見かけるシーンを
子供の頃に不思議に思っていた私ですが
「こういうことか!」と 大納得でした。

衣替えって けっこう面倒ではあるのですが
日本の文化の一つとして このさい 楽しみましょうか。。。

by 丸岡満美





Wednesday, June 25, 2014

グラデーションキャンドルづくり

土曜の昼下がり目黒川沿いエリアを散策しました。
遅めランチを狙ってか けっこうな人出です。
若いカップル、女子同士、男子同士。
熟年シニアなカップルもいらっしゃいいます。
チラホラと スーツ姿のビジネスマンも。

久々にこのゾーンを歩きましたが
お洒落なカフェがさらに増えて活気満々。

「水辺」というシチュエーションもいいんですよね。
目黒川の場合は その水面が
視界に入ってくるほど近くはないのですが
「水」の清涼感 浄化のイメージが
ウオーターゾーンのポジティブな印象につながります。


この日は とある スタジオ工房で
大小2つのグラデーションの
キャンドルづくりを堪能しました
鮮やかな青と緑とオレンジ。
見本色を手に取りながら 直感だけで選んだカラーです。
白く表面に浮き上がるブロックキャンドルが
寒天スイーツみたいで美味しそう?

始めて訪れたキャンドルづくり専門のスタジオだったのですが
土曜日の午後という時間帯だったためか
講座を受講する人で賑わっていました。

そんな人達の 作業工程を横目で見ていると。。。
いろいろな道具や技を使って
さまざまな創作ができるんだなあと感心。
どんなジャンルも はまると奥深いんですね。

さあこの完成したオリジナルキャンドルを
いつ使おうか。。。。


by 丸岡満美

Thursday, June 19, 2014

横浜元町 モダン和菓子

先週に訪問した「花と器のハーモニー2014」。
為谷一重さんからお土産でいただいた和菓子を
週末のティータイムのお供にしました。

このイベントのための限定品
『香月花』
3種の羊羹が組みあわさった一口サイズのセット。
もしかして「よーかん」(洋館と羊羹)でちょっとダジャレてる?

和菓子本体 も パッケージも 
ピンク系を軸にしたカラーコーディネートが女性向けで可愛らしい。
しかも淡いピンクの羊羹の名は 「バラようかん」。
横浜の洋館の街らしい商品です。
お味のほうも とても美味しかった!

山手の高台のふもとにある元町の和菓子屋「香炉庵」さんの商品です。
商店街のメインストリートと平行する路地にお店があります。
外国人墓地から下りてきたあたり。
10年ほど前に「新しいお店ができたんだなあ」と気づきつつ
一度も足を踏み入れたことがありませんでした。

路地の角地のビルで 
大きなガラスの店舗入れ口が半地下になっていて
通りからでも けっこう店内の様子がうかがえるんです。
和菓子屋さんだけれど モダンなインテリアだなあ~
と思っていたのでした。
今回の限定商品の包装デザインが素敵でした。
薄~い細~い線画で
「みなとみらい地区の建物群」と
「7つの山手洋館群」が描かれているのです。
いただいた羊羹。。。
かなり美味しかったので
次の山手&元町訪問時は立ち寄ってみようかと思います。


by 丸岡満美

Tuesday, June 10, 2014

竹の空間 ~花と器のハーモニー2014


梅雨空の1週間の天気予報とにらめっこ。
降水確率が最も低いこの日を選んで
「花と器のハーモニー2014」に行って来ました。

このイベントは 毎年6月に
横浜の山手地区に市が所有する7つの洋館の内部空間に
選抜されたアーティストが
「フラワーデザイン」と「テーブルコーディネート」を軸に
装飾演出を施し公開するというものです。

昨年2013年は 私丸岡のMoNoは
元町公園内に立地する「エリスマン邸」のアーティストとして
コンペティションで選出していただきました。
フラワー&テーブルコーディネーターの
<島津まどか>さんとタッグを組んで
「白い森」とタイトルして
洋館内部を真っ白にしたのでした。
      作品写真はこちら!     作品動画はこちら!
あれから1年。。。。。。


今年の「エリスマン邸」がどんな風に変化するかが楽しみで。
そして 昨年のこのイベントで出逢って
とっても懇意にしていただくようになった
食空間コーディネーターの<為谷一重>さんが担当される
「234番館」の展示に期待大でお邪魔しました。


~if・千利休と私の友達をスイーツでおもてなしをするとしたら~ 
コーディネーター :為谷一重 藤原素朝
花と器のハーモニー2014 234番館にて
いつもモダン和テイストな世界を展開される為谷さん。
昨年2013年は 「旧柳下邸」を担当されていました。
今年の当イベントの お題=全体テーマが
「おもてなし~スイーツstory」であることから
<千利休>を創作の主軸にされてます。
なるほど~。茶の湯に菓子はつきもの。
日本が誇る「おもてなしの巨匠」です。
で、且つ、茶道に明るくない人でも <利休>を知ってます。
その名前を聞くだけで ある共通のイメージが広がります。

上の写真Photoは 館内2階のギャラリールーム。
さまざまな素材で「路地庭」が出現していました。
「枯山水庭園」は 白砂で海を見立てて表現しますが
これらの材料は 紙や布や網。
これって 新しい「枯山水」じゃないですか!


1階の部屋にも 2階にも
何本もの太い竹が 床~天井を貫きます。
つまり 洋館内部が 「竹林」になってるんです。
竹林空間に 利休がイメージされた
野点のテーブルや 路地庭が創り込まれているのです。
きゃー。ちょっと私の草風茶室」とかぶってる??

昨年までは 前谷裕一氏がプロデューサーを担当されて
参加アーティストも公選されていたのですが
今年からシステムが変わったようです。
が やはり グランプリ審査はあったようで~。

こちらが グランプリ作品。

花・竹・水洋館 
コーディネーター : 粕谷 尚弘
花と器のハーモニー2014 エリスマン邸にて
エリスマン邸の応接室には
その空間をめいっぱい使って竹の軸線が交錯してました。
がっつり生け花の世界です。

今年は「準グランプリ」の設定があったそうで
(昨年は無かったぞ!)
受賞したのは 為谷さんの234番館!。おめでとーございます!

偶然なのか 審査の傾向なのか
2作品とも 華道家の方の作品で 竹がメインで使われていますね。
洋館の特徴である 高い天井の空間を
ダイナミックに操作しているところが正解!だと私も思いました。

by 丸岡満美



Thursday, June 5, 2014

横浜山手スケッチ会

梅雨入り宣言!


しばらくは 
傘が手放せない日が続きますね。


梅雨に入るギリギリの日程で
建築を学ぶ学生さん達を連れて
横浜山手のイタリア山庭園!
に行ってきました。


思えばちょうど1年前の私は
「花と器のハーモニー」の催事で
山手に通い詰めていました。
いや~懐かしいっ!

今回の山手訪問の目的は 
前週に講義で教えた「2消点透視図法」
実践での<洋館スケッチ>です。
こんな感じの。。。。
透視図とは 遠近感を表現した描画法です。
建築インテリアでは 「完成予想パース」として
図面をもとに その寸法サイズを
可能な範囲で反映させて作図するのです。

今はコンピューターで簡単に
図面からパースを起こせたりするのですが
でも やっぱり フリーハンド手描きで
サササッとスケッチが描けたら
設計デザイナーとしては 快感!なのです。

この日は 図面からのパース作図ではなく
目の前の景色を紙に再現するスケッチ。
1~2時間 その場に座り込んでの作業は
かなりの 脳エネルギー消費を伴います。
まず 建物を舐めるように見つめ、
そして目で見た情報を整理して 紙面に出力。
描きながら 訂正&修正 繰り返し!
この日は快晴!
日陰を探して腰をおろして 2時間集中!

横浜山手洋館群の今年2014年の「花と器のハーモニー」は
今週末からスタートです。
賑やかなイベントが始まる直前の
そして 梅雨に入る直前の
穏やかで静かな 山手でのひとときなのでありました。


by 丸岡満美