Saturday, March 29, 2014

2時間の マラケシュ体験

私のワークショップ講座の強力助っ人である南絵里子さんが
クリスタルアート作家の堀田真澄さんと
コラボにて催された2人展「黄と緑展」にお邪魔してきました。
会場は真澄さんの工房店舗がある建物内の「ぎゃらりーアニモ」。

昨年9月の2人展と同じスペースです。
前回は「青と紫」がテーマカラーだったので
けっこうシックで静か~な空間になっていたのですが
http://desartpower.blogspot.jp/2013_09_01_archive.html

今回はYellowカラーがポイントになって
会場は がぜんに元気!な印象に。。。
「黄と緑」という2トーン色がテーマながら
けっこう「青」も混ざってます。。。
でも、飾られている現地の工芸品や
街の風景の写真を拝見していると
緑と青の境界線がとても曖昧で
心地良いグラデーションの振幅の中で
緑と青が混在しているんです。
なるほど~。。。。
メインのテーブルには
モロッコ「マラケシュ」で調達した
エキゾチックな雑貨がオンパレード
絵里子さんデザインの お手製の練り切りの柄は
現地で実際に使われている
「お菓子の木枠」で型とったもの。
まさに 日本×モロッコのコラボ・スイーツ!


会場には 絵里子さん&真澄さんが撮影した
現地の素敵な写真がデジタルフォトフレームで流れていました。
あざやかな色の洪水に浸る街の風景をじーっと見ていると
束の間 マラケシュの空気に触れられたような感覚になれました。

「また すぐ 行きたい!」
という絵里子さんの気持ちも解るような。。。。

などなど 雑貨をあれこれ手にしたり
スペース内の装飾やディスプレイを物色したり。
また 絵里子さんのクラスメートでもあった
私の昔の教え子さんと再会できたり、で
気が付けば 2時間以上の滞在に。

今回の私の獲得品


1)香水瓶 
2)ミニ「バブーシュ」(モロッコのスリッパ)キーホルダー
3)ミニグラス

特に香水瓶はガラスの色合いにも メタルワークにも一目惚れ。
モロッコでは 歓迎の意を込めて
家に招いた客人に香水を降りかけるそうです。
私の仕事場スペースで実践しようか。。。と。。。(笑)


by 丸岡満美

Friday, March 14, 2014

茶の湯文化のスイーツ

前回にご案内した 「黄と緑展」

黄色は アフリカの強い太陽の日差し。
緑色は イスラムの聖なる色。
イスラム教の創唱者ムハンマドのターバンの色。

マラケシュの街からもらったインスピレーションで
展開される デザイン雑貨達

そして会場でいただける
和スイーツ
絵里子さん特製の「練り切り」も
イスラム風モチーフのフォルムになると
なんだか洋菓子っぽく見えてきます。

今月は 初旬に うちのMoNoが手掛けた「草風茶室」で
武者小路千家のお点前によるお茶をいただき

そして 下旬には この「黄と緑展」にて
イスラム風の和スイーツでお茶をいただきます。

。。。今月は お抹茶マンスリー!!
茶の湯とは 縁遠い私には 滅多にない事です。


和菓子の洗練は 茶の湯の発展があってこそでしょう。
あくまで お茶の引き立て役。
でも、茶室の風情や床飾り、茶器のいろいろに目を配っている時に
主役のお抹茶よりも先にに登場するのがお茶菓子です。
半紙という究極にシンプルな器に乗った茶スイーツに
客人達の目は 間違いなく 釘付けになりますよね。

ホスト亭主が掲げる茶会コンセプトに
相応しいデザインを要求され続けて
茶スイーツは どんどん 
スタイリッシュになっていったのでしょう。
食することの出来る手のひらサイズの造形です。


ところで和菓子って 
和食の範囲に含まれないのでしょうか?
和スイーツは 文化遺産じゃないのかな?



by 丸岡満美


Wednesday, March 12, 2014

神の国の 「黄と緑」

デザートパワーの私のワークショップ講座にて
アシスタントサポートを引き受けてくれている
南絵里子さん。。。。

昨年に続いて 今月末にもまた
お友達とのコラボ個展を開催されます。
黄 と 緑 展

~マラケシュ色に染められて~

+mina × Christal ART


「マラケシュ」とは、ベルベル語で「神の国」
絵里子さんデザインの和スイーツがいただけます
お抹茶の緑が 不思議と馴染んでますね


半年前の9月、やはり今回同様に
<Christal ART>さんとのコラボ展をされました。
前回のキーカラーは 「青と緑」
http://desartpower.blogspot.jp/2013_09_01_archive.html

で 今度は「黄と緑」。2トーンの色彩のローラー作戦。
ユニークな創作展開ですよね。

「1月にモロッコに行ってくるんです~」と、昨年11月末の
私の本牧ワークショップのお手伝いの際に 明るく宣言していた彼女。
単なるリゾート観光旅行ではなく 
しっかりと今回の個展を見据えた ストラテジック(戦略的)ツアー。
この時すでに「黄と緑」をキーカラーに
「いっぱい見て勉強してきます!」
「素敵なモノも いっぱい買ってきます!」とのことでした。

公約どおりの(笑) 個展開催!素晴らしい!


■日付:2014年3月28日(金)~3月31日(月) 4日間限定
■時間:午前11時~午後6時
■場所:ぎゃらり~animo
■住所:荒川区南千住2-22-1

会場入場無料 & お子様連れ歓迎 & 出入自由


そしてやはり今回も 
絵里子さんオリジナル手作りの和スイーツ(予約制)あります!
もちろん私も 即 予約しました。
以下 彼女からのメッセージ!

■お抹茶&和菓子&台紙セットは要予約■
3月20日までにお問い合わせください。

※お抹茶&和菓子&台紙セット¥1,300 (税込)
 ・和菓子は黄色か緑色のどちらかひとつのみ
 ・タイル風台紙はお持ち帰りいただけます。


詳細&お問い合わせは 下記から!
http://minanokoto.jugem.jp/?eid=92


by 丸岡満美

Monday, March 10, 2014

狭くて広い 白の空間

お茶会の前
床の間飾りがしつらえられました

灯明 香炉 花立

和の心を伝える 定番トリオ

そっけなかった茶室が
。。。色っぽくなりました。。。


今回は2畳バージョンの
最小コンパクトなボリュームだった「草風茶室」

でも靴を脱いで 畳の上に上がって
その空間に入っていみると
「意外に広い」と皆さん 感じてくださったようです。

 ・真っ白な空間だからでしょうか?
 ・天井が無いからでしょうか?
 ・竹に見立てた線材が
  視線を上方に導くからでしょうか?

このユニット茶室は
たった2畳のタタミの床フロア。
その周りで 長尺の白い和紙が
緩やかな曲線を作りながら
上下で交差して重なって 壁囲いを作っています。

ただそれだけの空間。
狭い。。。。けど 意外に広い。

囲まれている安心感。
けれど 壁には曲面交差による隙間が
規則正しく並んでいて 「のぞき穴」だらけで
開放感も感じられる。

相反する感覚が共存する空間は
不思議な居心地の良さを提供してくれました。


by 丸岡満美









Tuesday, March 4, 2014

3days 茶室 終了しました

日本建築家学会JIA神奈川主催「横濱建築祭」
3月3日の桃の節句に無事に終了!

私たちの「草風茶室」も
跡形なく その姿を消しました。。。。


3日間限定の空間は 
たくさんの 一期一会の時間を提供してくれました

2日(日)のお茶会はおかげさまで
とても盛況をいただきました。

広く殺風景な地下通路に ただ たたずむだけだと
茶室も寂しげで無表情なのですが

その中で 周りで
人が集い始めると
空間は 生き生きと輝き始めます

やっぱり 人が主役



 在りし日の 茶室3兄弟!


お茶会の様子はまた次回記事で
写真とともに ご報告させていただきます。

実は今 この茶室プロジェクトで
ストップさせていた諸状況が火の車の私(汗)。
しばしお時間を。。。。


by 丸岡満美


Saturday, March 1, 2014

茶室 出現しました!

横濱建築祭、いよいよオープン!

天気は急速に好転して、朝から晴れ!感謝!
気温も春の気配を感じるような温かさで
身体の動きも好調!

9時に現地入りして、資材運搬のワゴン車待ち。
9時半に会場に資材搬入。
主催者の日本建築家協会JIA神奈川の山口さんと
設営位置等を打合せして
いよいよ「草風茶室」構築スタート!

畳とベースをセット
右の毛氈ベンチは 日曜のお茶会席用


途中に、JIAさんから 
位置方向の変更希望があったりして
作業の手戻りが発生するアクシデントがあったり
お昼を過ぎると 友人知人が
早くも陣中見舞いに駆け付けてくれたりで
予想以上に時間がかかってしまいましたが
なんとか、15時頃に完成となりました。

出来上がりに JIAさんも満足いただいて
「これ、照明器具、入れたいですよね、ぜひ」
と 予定になかった光演出を加えることに。
あらかじめわかっていれば
オリジナル照明も作れたんだけど~。
で、急遽に白羽の矢が当たったのは
私のサロンスタジオの階段に置いている
和紙フロアスタンド。
大急ぎで 会場~スタジオ間を運搬。
(でも徒歩18分。意外に近かった!)

私MoNoの「草風茶室」を含め
会場にはコンペで入選の
3つの茶室が仲良く並んでいます。
他の2つも とてもユニークで素敵です。
完成後 お互いの茶室を見学しあいました。
お二人とも 好青年の若手建築家さんです。


お越しの際は ぜひ3つの空間を体感下さい!

さあ本日夜は コンペの表彰式!
彼らと一緒に楽しい時間が過ごせそうです。

by 丸岡満美