Tuesday, July 29, 2014

戦う 〇〇ジャパン!

前回ブログの記事でFIFAワールドカップ2010をあげました。
パリの安宿で TV観戦をしたというお話しです。

週末に 必要があって 昔のデータをゴソゴソ探していたら
その時の動画が出てきました。
フランス語のサッカー中継です。
シェアしたくって 載せちゃいます。


「ジャポネ」「エンデュ」「ホンダ」は、聞き取れます。
FIFA2010 対デンマーク戦(6月24日)

確かこの時は 10日間ほどの南仏モンペリエ滞在の後でした。
「国際建築フェスティバル」でのアート制作展示。
日本人ゼロの状況下と 勝手の異なる現地での作業で
そこは半ば 「戦場」であったので~。
ストップオーバーでパリに立ち寄った際には
充実感はあるものの 心身ともに疲れ果てていました。

小さなTV画面の中で 欧州勢と戦うサムライブルーが
なんだか同士のような気がして。勝手に(笑)。
嬉しくて TV画面を動画モードで撮影しちゃったんですね。


パリの6月はすでにサマータイム。
ディナータイムでも まだ外は明るい!
私達が泊まった客室空間は
デパ地下とホテル近くで調達した惣菜と
白ワインが並べられながらも
この時の日本代表チーム「岡田ジャパン」と共に 
すっかり 「日本っ!」の空間と化していました。

ちなみに 私達MoNoも海外にて活動するときは
日本を強調したいときは「MoNo JAPAN」と称したりします(笑)。
不思議と 戦いモードになれるんです。
左)ホテル客室の窓からの風景
右)この日の夕食


by 丸岡満美

Thursday, July 17, 2014

狩猟系と農耕系の空間認識

FIFAワールドカップ 終わりましたね。
優勝国であるドイツ人の友人からメールが来ました。
ほろ酔いの本人の写真とともに。
It was a very nice  evening in a cosy wine bar in Moscow.
Thanks for all supports of the German team.

モスクワ出張中でのドイツ優勝だったんですね。
異国での自国応援。
そういえば 前回の南アフリカ大会の予選リーグの折りは
私は「国際建築フェスティバル」参加出展でフランスにいました。
南仏での仕事の後 パリに立ち寄り2泊。
惣菜を買い込んでホテルの部屋で夕食をしよう!
と街を歩いていると スポーツバーらしき店の画面には日本チーム。
部屋に帰って チャンネルを合わせると<本田圭祐>が映りました。
この日は 対デンマーク戦。
日本国民の予想を裏切り(?) 3点ゴールの見事な勝利!
安宿の最上階の部屋で ワインとチーズとキッシュとともに
歓声をあげていたことを思い出しました。
翌日の ドゴール空港では現地の職員さんに
「ジャポネ、トレビアン!」と声もかけてもらって。


サッカーは狩猟民族向きのスポーツって聞くけれど
ボールをめぐって 全速力で集団で連携しつつ走りこむ姿は
やっぱり狩猟の風景そのものだなあ~と私も思います。
走りながら ボールの位置も 敵の姿も認識し
自分が取るべきアクションを 一瞬のうちに選びパフォーマンスする。
いやもう 素晴らしい芸術です。

球技系スポーツは 空間認識のゲームです。
陸上競技や水泳等のタイムを競うスポーツは
ひたすら個人の肉体や技のパフォーマンス性を磨きますが
ボールを使ったスポーツは 
めまぐるしく変化する空間の密度を把握し予測する力が必要です。

サッカーとか ラグビーとか アメフトとか
走って~奪って~ぶつかって~のパフォーマンスは
まさしく「ボール」を獲物に見立てた狩猟系スポーツ。

狩猟よりは農耕だった日本人は 田畑を守る感覚で 
自分の分担領域がある程度定められている
「野球」が向いているのかも。
手堅くしっかり 自分の担当空間を守るスポーツです。
野茂投手以降の 日本人の米メジャーリーグでの活躍が止まりませんよね。

ん?でも 待てよ。。。。

女子サッカーなでしこジャパンは世界トップクラスで強いんですよね。
つまり???
日本女性は 実はひそかに 狩猟系???
衝撃的な問題提起です(笑)。


by 丸岡満美

Thursday, July 3, 2014

日本人だから 衣替え!

季節は7月に突入。
まだ梅雨は続いていますが
適度に晴れの日もあって 洗濯物の処理もそれほど困らないです。
今年は 蒸し暑さもひどくなく けっこう過ごし易い気がします。
朝夕はしっかりと肌寒くなってくれて 長袖を羽織ったり。

そう。今 私の納戸クローゼットでは 
夏物衣料と春物衣料が最前線でにらみ合っています。

衣替え。。。
平安時代から宮中行事としてスタートしたそうですが
それが しっかりと21世紀の今も
官庁 学校 企業らで しっかりと受け継がれ 
日本の「秩序」の一つの象徴として定着してます。
6月1日になると まだ肌寒くても
国全体で 突然に夏仕様になるし
5月の夏日でも 長袖の制服に耐えねばならないのです。

といっても、これは「統制」が必要な団体においてのルール。
あなたのお家での 衣替えのタイミングはどうされていますか?
我が家では 4月後半から ジワジワ~ジワジワ~
気候の様子をうかがいつつ衣替えを実施していきます。

下駄箱のメイン棚に 夏サンダルが集結しました。

この「衣替え」は もともと中国の風習だったそうですが
英語では直訳できるい言葉はないそうで
つまり欧米では「衣替え」の概念が無い?薄い?らしい。
四季がある国なのに??

で 私が思うに~。
欧米の冬の室内は 全館暖房でガンガン暑いから?ではないでしょうか。
もちろん地域・環境によって異なるでしょうが
ごくごく一般的なアパートででも 地下に共同のボイラー室があって
各住戸の各室内のラジエーターに温水が送られます。
セントラルヒーティングと呼ばれるシステムです。
数年前にAIRで滞在させてもらった 
ウイーン郊外の現地建築家協会所有のアパート
窓の下にあるのが暖房ラジエーター

これがかなり強烈で 室内は ほぼ「夏」です。
半袖で過ごせます。
寝具は 夏と同じ薄~い羽毛布団で十分です。
室内空気は 乾燥しきっていて かといって加湿器などなく 
私が 春先のウイーン郊外に2か月ほど滞在していた時は
肌が悲鳴を上げてました。

ゴージャスな毛皮コートの下は肌も露わなドレス~
といった 欧米の映画でよく見かけるシーンを
子供の頃に不思議に思っていた私ですが
「こういうことか!」と 大納得でした。

衣替えって けっこう面倒ではあるのですが
日本の文化の一つとして このさい 楽しみましょうか。。。

by 丸岡満美