Saturday, December 21, 2013

定番カラーの力

クリスマス!より一足お先に
気分を味わいたくて 
お気に入りのフレンチレストランへ行ってきました。

前菜の次にお願いしたスープが登場した時!
「わー!クリスマス!」
と嬉しくなって 記念撮影。。。。。


有機のかぶのポタージュスープ。
真っ白な器に 真っ白なスープ。
そこに 小さな緑と赤が浮かんでいるだけ。
ただ それだけ。。。。なのに。。。

白と緑と赤
この三色はもう「クリスマス・カラー」として
完全に刷り込まれているからです。

白は冬の雪の色。
緑は クリスマスのシンボルツリーである
ヒイラギやモミの木の常緑色の色。
赤の由来は諸説あって
ヒイラギの実の赤、
サンタクロースのモデルとなった司教の法衣の赤、
はたまた キリストが流した「贖罪の血」の赤などなど。

でもこの「赤」がクリスマスカラーの不動の地位を得たのは
コカコーラ社の広告力によるとも言われています。
1931年、赤い服を着たサンタクロースが初登場。
以来 約30年間に渡り コカコーラ社は
以下6条件を満たすサンタ像でクリスマス商戦に挑んでいました。

 ・赤い上下の服に身を包む
 ・白い髭をたくわえている
 ・ちょっと小太り
 ・陽気
 ・おじさんである
 ・手にはいつもコカコーラ

http://j.cocacola.co.jp/history/story/santa.html


繰り返し反復した学習は
しっかりと 私達人間の脳に定着します。
例えば他に ハロウィンは「オレンジ橙色と黒」など。

こうした 定番カラーが明解なテーマでの
飾り付けやデザインはとっても容易です。
色カラーのルールさえ守ればOK!
そんなときは、フォルムなどの面で少し冒険しちゃいましょう!
定番カラーへの固定観念が
かなりフォローしてくれるはずです。

by 丸岡満美


Saturday, December 14, 2013

リニューアルのお手本!

星野リゾートって きっとご存知ですよね。
星野派~反星野派。。わかれるかもしれません。

12月初旬、私はここへ初トライしてきました。
小学校からの親友との 久々の逢瀬が目的の一宿として。
私が生まれ育ったのは京都は山科。
親友は結婚しても 京都を離れず 山科で暮らしつづけてます。

ちょっと話がずれますが。。。

京都盆地と琵琶湖の間に挟まった小さな盆地。。。
それが山科です。
よく、京都の町中の人から「山科は京都と違うやん~」なんて
いけずな(=いじわるな)ことを言われるんですが(笑)。
でも、確かに 昔は 都からは遥か遠い地だったのでしょうね。
平安時代の小野小町を慕う少将のエピソードで
京都市中からの「百夜通い」の最後の日に
大雪のため道中で遭難する話がありますし。
江戸時代の赤穂浪士:大石内蔵助が
世を欺くため隠居を構えたのも山科の地。
第一線から身を引き静かに暮らす場所
の代名詞が京都の山科だったようです。。。。

と、やはりかなり 完璧にずれましたね。

今日は空間リニューアルのお話しです。

星野リゾートは 軽井沢が本拠地ながら今や 
全国各地に破竹の勢いで増殖中。
経営不振のリゾート施設や旅館を買い取り 
見事な手法で「星野リゾートワールド」を創り出されています。
単価ランクを何段階か設定されていますが
基本的に そのライバルは 外資系一流ホテルでしょう。

ゆえに、外資系の重厚な欧米スタイルな
ホスピタリティに対抗するために
モダン和風だったり アーバンカジュアルなコンセプトで 
施設空間がトータルデザインされているようです。

で 私の星野リゾート初トライは伊豆の伊東温泉。
親友が 単身赴任の旦那様を東京に訪ねて
帰途で立ち寄れる温泉旅館ということでチョイス。
伊東には「界」「アンジン」の 2軒の星野があるのですが
わかりやすい リニューアルのお手本にということで
後者「アンジン」を体験してきました。

大々的に費用をかけないで 
見違える変身をさせるための技がいろいろ です。

まずは 光~灯りの演出。
闇は不要なものを隠してくれます。
そして 暗い空間の中に 
ポイント的に配置される灯りは抜群の存在感です。
つまり、先月末の照明ワークショップとつながるのですが。。。


左写真は 客室階の廊下です。
古い6階建ての鉄筋コンクリート造の客室棟。
ホテル施設にしては、かなり広い廊下幅。
広さは豪華感につながるのですが でも
ここまで広いと 何かの造作装飾が無いと
逆に貧相に感じられてしまします。
そこで、コーナーに吊るされる大型行灯照明。
灯りだけで 広さ問題が解決!

長い廊下やライブラリのホールも。
小さな灯りでも 複数個をポンポン、、と配することで
空間にリズムが生まれて 心地良さを感じさせてくれているのです。


by 丸岡満美

Saturday, December 7, 2013

終了! 照明シェードづくりのワークショップ

ご報告です。

先週末のワークショップ
横浜は本牧地区センターにて開催しました

「クリスマス準備のためのワークショップ」
<クリスマステーブルに飾る照明シェード>

無事に終了いたしました!


こちらは午前の部の模様です。


前半はプロジェクターを使っての大画面で
さまざまな写真や絵を使ってのミニレクチャー。
デザイン照明器具のさまざまな活用シーンを紹介しました。

後半は、いよいよ、照明シェードづくりワーク。
この日は、贅沢にも 会議室を2つ使わせていただき
部屋を移動しての 集中作業開始!

私・丸岡より 形の仕組みを説明させていただき
シェードの形に紙を切出していただくための型紙を配布。
まずは、練習用紙で、いろいろなカッティング方法を試していただきます。
カットのスタイルで、完成のフォルムはさまざまに変化。
「私は少し細めに~」
「私はエッジをつなげてみます」

なかには、私のお手本にない
新カッティング方法を考案する人も。
「斜めにカットすると、どうなるでしょうか?」
「二枚重ねになるように、やってみます」

お隣りの席になった参加者同士で
見せ合ったり アイデアを出し合ったり。

とってもアットホームな ものづくりの空気感。
そんな中で 私が特に感心したのは
参加者の皆さんの集中度丁寧さ器用さ
こういったモノづくりに興味を持たれているだけあり、
とても作業が正確で丁寧で びっくり。
正直言って
私が学校で教える生徒さんよりも
ずっと器用だったりして(笑)

ゆえに。。。
かなり完成度の高い作品が出来上がりました!!
キットのLEDタッチライトとセットして点灯。
少しずつ 表情の異なる照明シェードが並びました。


「皆さんの作品を 階段に飾って記念写真を撮りませんか??」
あまりの出来栄えの素晴らしさに
私が 即興でアイデアを提案!
大喜びで、皆さんが階段にセッティング。
大盛況の撮影会となって
講座ワークショップは幕を閉じたのでありました。


ご参加いただいた方々 ありがとうございました!!


by 丸岡満美