Thursday, July 17, 2014

狩猟系と農耕系の空間認識

FIFAワールドカップ 終わりましたね。
優勝国であるドイツ人の友人からメールが来ました。
ほろ酔いの本人の写真とともに。
It was a very nice  evening in a cosy wine bar in Moscow.
Thanks for all supports of the German team.

モスクワ出張中でのドイツ優勝だったんですね。
異国での自国応援。
そういえば 前回の南アフリカ大会の予選リーグの折りは
私は「国際建築フェスティバル」参加出展でフランスにいました。
南仏での仕事の後 パリに立ち寄り2泊。
惣菜を買い込んでホテルの部屋で夕食をしよう!
と街を歩いていると スポーツバーらしき店の画面には日本チーム。
部屋に帰って チャンネルを合わせると<本田圭祐>が映りました。
この日は 対デンマーク戦。
日本国民の予想を裏切り(?) 3点ゴールの見事な勝利!
安宿の最上階の部屋で ワインとチーズとキッシュとともに
歓声をあげていたことを思い出しました。
翌日の ドゴール空港では現地の職員さんに
「ジャポネ、トレビアン!」と声もかけてもらって。


サッカーは狩猟民族向きのスポーツって聞くけれど
ボールをめぐって 全速力で集団で連携しつつ走りこむ姿は
やっぱり狩猟の風景そのものだなあ~と私も思います。
走りながら ボールの位置も 敵の姿も認識し
自分が取るべきアクションを 一瞬のうちに選びパフォーマンスする。
いやもう 素晴らしい芸術です。

球技系スポーツは 空間認識のゲームです。
陸上競技や水泳等のタイムを競うスポーツは
ひたすら個人の肉体や技のパフォーマンス性を磨きますが
ボールを使ったスポーツは 
めまぐるしく変化する空間の密度を把握し予測する力が必要です。

サッカーとか ラグビーとか アメフトとか
走って~奪って~ぶつかって~のパフォーマンスは
まさしく「ボール」を獲物に見立てた狩猟系スポーツ。

狩猟よりは農耕だった日本人は 田畑を守る感覚で 
自分の分担領域がある程度定められている
「野球」が向いているのかも。
手堅くしっかり 自分の担当空間を守るスポーツです。
野茂投手以降の 日本人の米メジャーリーグでの活躍が止まりませんよね。

ん?でも 待てよ。。。。

女子サッカーなでしこジャパンは世界トップクラスで強いんですよね。
つまり???
日本女性は 実はひそかに 狩猟系???
衝撃的な問題提起です(笑)。


by 丸岡満美

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