Wednesday, January 29, 2014

デザイナーズ家具「ゴースト」

新年会ランチでみなとみらいに行ってきました。


複合コンベンションセンター:パシフィコ横浜の建物内にある
フレンチレストラン「DANZEROダンゼロ」。
みなとみらい地区の最も海に近い立地なので
桜木町から歩く+歩く+歩く。。。。。
しかもレストランは、海を臨める側にあるので
大きな建物内を回り込むように さらに 歩く+歩く+歩く。。。
ここまで来ると さすがに人影もまばらです。

レストラン内は白の世界。
ちょっと 私の作る空間アートと似てるかも(笑)
床+壁+天井は白。アイボリーとかでなく、かなりな白。
開口部から離れた柱だけがくすんだ黄色でアクセントを刻んでます。
そこに バカラのシャンデリア。
ガラスブロックのカウンター。

ちなみにガラスは層が厚くなると 
グリーン色になりますが
2枚重ねで上に敷かれたテーブルクロスの色が
ガラスブロックの色と絶妙に合ってました。


席に案内されて着席して 座面が高いことにすぐに気付きました。
「この椅子は きっと海外デザインよね。。。」と思って
空席のテーブルをチェックすると
仏スタイリッシュデザインの雄フィリップ・スタルク氏デザインの
デザイナーズチェア「ビクトリア・ゴースト」だと判明。

バロックはルイ16世時代の椅子をイメージしたフォルムを
クリア素材ポリカーボネイトで再現した家具です。
古いデザイン要素を現代によみがえらせる時
スタルクは 存在感を消した透明素材を選んだわけです。
「ゴースト(幽霊)」というネーミングがお洒落ですよね。

さらに デザイナーのネーミングへのこだわりは広がります。
この「ゴースト」シリーズは
2種類のバージョン「ビクトリア」と「ルイ」があります。
私が着席した写真のアームレス(肘掛なし)椅子は
「ビクトリア・ゴースト」。つまり女性用。
膨らんだスカートで座るのには肘掛けアームは邪魔になりますから。
アーム付き椅子が「ルイ・ゴースト」。
王様の椅子 男性用ってことになります。

とにかく「ゴースト」達が整然と並んでいます。
このレストランはウエディングやパーティー会場として
使われることも多いようですが
多くの「ゴースト」達とともに 宴を楽しむのも
ちょっとホラーちっくでユニークですね。
デザイナーズ家具の由来を知っているからこそ
ちょっと楽しめたひとときでした。


by 丸岡満美

<ビクトリア・ゴースト>     <ルイ・ゴースト>  
デザイン by F.スタルク

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