Tuesday, June 10, 2014

竹の空間 ~花と器のハーモニー2014


梅雨空の1週間の天気予報とにらめっこ。
降水確率が最も低いこの日を選んで
「花と器のハーモニー2014」に行って来ました。

このイベントは 毎年6月に
横浜の山手地区に市が所有する7つの洋館の内部空間に
選抜されたアーティストが
「フラワーデザイン」と「テーブルコーディネート」を軸に
装飾演出を施し公開するというものです。

昨年2013年は 私丸岡のMoNoは
元町公園内に立地する「エリスマン邸」のアーティストとして
コンペティションで選出していただきました。
フラワー&テーブルコーディネーターの
<島津まどか>さんとタッグを組んで
「白い森」とタイトルして
洋館内部を真っ白にしたのでした。
      作品写真はこちら!     作品動画はこちら!
あれから1年。。。。。。


今年の「エリスマン邸」がどんな風に変化するかが楽しみで。
そして 昨年のこのイベントで出逢って
とっても懇意にしていただくようになった
食空間コーディネーターの<為谷一重>さんが担当される
「234番館」の展示に期待大でお邪魔しました。


~if・千利休と私の友達をスイーツでおもてなしをするとしたら~ 
コーディネーター :為谷一重 藤原素朝
花と器のハーモニー2014 234番館にて
いつもモダン和テイストな世界を展開される為谷さん。
昨年2013年は 「旧柳下邸」を担当されていました。
今年の当イベントの お題=全体テーマが
「おもてなし~スイーツstory」であることから
<千利休>を創作の主軸にされてます。
なるほど~。茶の湯に菓子はつきもの。
日本が誇る「おもてなしの巨匠」です。
で、且つ、茶道に明るくない人でも <利休>を知ってます。
その名前を聞くだけで ある共通のイメージが広がります。

上の写真Photoは 館内2階のギャラリールーム。
さまざまな素材で「路地庭」が出現していました。
「枯山水庭園」は 白砂で海を見立てて表現しますが
これらの材料は 紙や布や網。
これって 新しい「枯山水」じゃないですか!


1階の部屋にも 2階にも
何本もの太い竹が 床~天井を貫きます。
つまり 洋館内部が 「竹林」になってるんです。
竹林空間に 利休がイメージされた
野点のテーブルや 路地庭が創り込まれているのです。
きゃー。ちょっと私の草風茶室」とかぶってる??

昨年までは 前谷裕一氏がプロデューサーを担当されて
参加アーティストも公選されていたのですが
今年からシステムが変わったようです。
が やはり グランプリ審査はあったようで~。

こちらが グランプリ作品。

花・竹・水洋館 
コーディネーター : 粕谷 尚弘
花と器のハーモニー2014 エリスマン邸にて
エリスマン邸の応接室には
その空間をめいっぱい使って竹の軸線が交錯してました。
がっつり生け花の世界です。

今年は「準グランプリ」の設定があったそうで
(昨年は無かったぞ!)
受賞したのは 為谷さんの234番館!。おめでとーございます!

偶然なのか 審査の傾向なのか
2作品とも 華道家の方の作品で 竹がメインで使われていますね。
洋館の特徴である 高い天井の空間を
ダイナミックに操作しているところが正解!だと私も思いました。

by 丸岡満美



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