Saturday, November 8, 2014

ござ VS 毛氈!

11月に入り、そろそろ秋も本格化。
日没後は 肌寒さも感じる頃になりましたね。

9月半ばに私がベルリン入りした時は こんな気候でした。
滞在中は そこから気温はさらに降下。。。
今回の作品制作は屋外空間なので
持参した衣装群で重ね着して なんとか過ごしておりました。

でも~ 6日目頃に ホテルではセントラルヒーティング暖房がスタート。
その日の朝 温水ラジエーター器がほんのり温かくなっているのを発見!
「助かった~」 とても有難く思ったのを覚えています。

でも、9月から暖房なんだなあ~。
緯度を考えると 北海道よりもさらにもっと北極に近いわけで
さすがベルリン!と感心などもしておりました。

10日間滞在したホテルの客室
窓からは どんより空の下の街並み
MoNo 「Invisible Tea House」公開初日は9月27日の土曜日でした。
前日まで、ずーっと重苦しい雲が
支配していたベルリンの空模様。
スコールシャワーに見舞われて
制作中の作品の一部が台無しに~なんてこともありました。


公開初日が迫ってくる頃の
私、ミースハウスのスタッフ その他サポーター陣の合言葉は
「でもとにかく オープニングに雨だけは降らないで!」でした。
毎日、館長が自分のスマホで天気予報を見せてくれましたっけ。。。

というのも 私から館長へ提案した 
オープニングイベントでの茶の湯パフォーマンスは 
「残念だけど 雨天時は無理!中止!」の申し送りをしてたんです。

でも 「絶対に大丈夫!」という 不思議な自信(?)とともに
制作を続けておりました。 
作品のの輪郭がおおよそ出来上がってきた頃に
協力を申し出てくださったベルリン在住の日本人の方々と
現地打合せをした時にも
皆さん「うん、大丈夫みたいよ」的な思考モードでした(笑)。


この写真は その折りのもの。

「Invisible Tea House」は 床を持たないデザインなのですが
オープニングの茶の湯のためだけに 「特製床」を設置することに。

実はこの床は 日本から追っかけて駆け付けてくれた
デザインスクールの私の教え子さんに作ってもらいました。
 ⇒その時の模様はこちらの「まるゼミ」ブログで!
   http://marusemi.blogspot.jp/


「ござ」にする??
「毛氈」にする??

2バージョンを持ち込んでいただきシミュレーション。
館長さんは 「あなたのイメージで決めて」と
私の判断にゆだねてくれたので~

だんぜん 赤! 毛氈!

で決定したのでありました。。。。

ミースハウスの空間の中に こんな鮮やかな赤はありません。
だからこそ オープニングでは 
2時間だけの異次元のスペースを。。。。


by 丸岡満美




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