Thursday, July 3, 2014

日本人だから 衣替え!

季節は7月に突入。
まだ梅雨は続いていますが
適度に晴れの日もあって 洗濯物の処理もそれほど困らないです。
今年は 蒸し暑さもひどくなく けっこう過ごし易い気がします。
朝夕はしっかりと肌寒くなってくれて 長袖を羽織ったり。

そう。今 私の納戸クローゼットでは 
夏物衣料と春物衣料が最前線でにらみ合っています。

衣替え。。。
平安時代から宮中行事としてスタートしたそうですが
それが しっかりと21世紀の今も
官庁 学校 企業らで しっかりと受け継がれ 
日本の「秩序」の一つの象徴として定着してます。
6月1日になると まだ肌寒くても
国全体で 突然に夏仕様になるし
5月の夏日でも 長袖の制服に耐えねばならないのです。

といっても、これは「統制」が必要な団体においてのルール。
あなたのお家での 衣替えのタイミングはどうされていますか?
我が家では 4月後半から ジワジワ~ジワジワ~
気候の様子をうかがいつつ衣替えを実施していきます。

下駄箱のメイン棚に 夏サンダルが集結しました。

この「衣替え」は もともと中国の風習だったそうですが
英語では直訳できるい言葉はないそうで
つまり欧米では「衣替え」の概念が無い?薄い?らしい。
四季がある国なのに??

で 私が思うに~。
欧米の冬の室内は 全館暖房でガンガン暑いから?ではないでしょうか。
もちろん地域・環境によって異なるでしょうが
ごくごく一般的なアパートででも 地下に共同のボイラー室があって
各住戸の各室内のラジエーターに温水が送られます。
セントラルヒーティングと呼ばれるシステムです。
数年前にAIRで滞在させてもらった 
ウイーン郊外の現地建築家協会所有のアパート
窓の下にあるのが暖房ラジエーター

これがかなり強烈で 室内は ほぼ「夏」です。
半袖で過ごせます。
寝具は 夏と同じ薄~い羽毛布団で十分です。
室内空気は 乾燥しきっていて かといって加湿器などなく 
私が 春先のウイーン郊外に2か月ほど滞在していた時は
肌が悲鳴を上げてました。

ゴージャスな毛皮コートの下は肌も露わなドレス~
といった 欧米の映画でよく見かけるシーンを
子供の頃に不思議に思っていた私ですが
「こういうことか!」と 大納得でした。

衣替えって けっこう面倒ではあるのですが
日本の文化の一つとして このさい 楽しみましょうか。。。

by 丸岡満美





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