Monday, July 22, 2013

煮干しでアート

こんにちは。丸岡です。


トーキョーワンダーサイト渋谷
今 開催中のアート展示のチラシ&会場の様子です。
http://www.tokyo-ws.org/archive/2013/06/2013-2.shtml





















東京都の外郭団体である
公益財団法人東京都歴史文化財団トーキョーワンダーサイトは
「世界創造都市・東京」をスローガンに
東京から新しい芸術文化を創造・発信するアートセンター。
国内そして海外の若手アーティストに創作の機会を提供。
その育成と それらを巡る交流をコーディネートしています。
都内3か所に拠点を持っていますがここ渋谷は ギャラリー部門。
「勤労福祉会館」という いかにも堅そうな施設建物の一角にあります。


明らかに「若手」ではない私は
自身の創作活動で 
こちらに関わることはないのですが。。。。

とあるきっかけで イベントのオープニングセレモニー等に
お邪魔させていただくことが続いてます。
逆に ワンダーサイトのスタッフの方が
先月の私の 横浜山手でのアート展示
「白い森 -White Forest」に陣中見舞に来て下さったり。


というのは
このトーキョーワンダーサイトには
「クリエーター・イン・レジデンス」という機能も併せ持っていて
それが、私がかつて欧州で経験した
「アーティスト・イン・レジデンス」と同じなんで
なんだかとっても親しみを感じるのであります。
このシステムは 
国内外の芸術家クリエーターに 
機関限定で住まいを提供し
その街にとどまって 街の体験を生かした
デザイン・アートを創ってもらおう!というもの。


古い時代から どこの国ででも
音楽家やら 画家やらは
王侯貴族や 宗教家に 招かれて
作曲したり 肖像を描いたり 
教会寺院に作品を納めてました。
その現代版の1つが
アーティスト・イン・レジデンス。です。


なので、今回お邪魔したアート展示は
交換交流で海外で創作した日本人アーティストと
逆に東京で創作した海外アーティスト達の
合同発表会。


エントランスから最初にお目見えする作品が
チラシのデザインにもなっている
パレスチナのアーティスト:ヌール・アブアラフェ氏のこの作品。

















大きな白い壁面に魚群。

近寄って見ると。


おわかりですよね? 煮干しです。


完成直後は かなり匂ってた。。。。
とは、イベントのオープニングセレモニーで
挨拶に立った財団の方のコメント。


残念ながら この日は作者本人は不在でしたが
その創作風景をイメージしてみると~

煮干し群を丁寧に 大きさサイズで仕分けして
間隔を慎重に調整しながら
1つずつ丁寧に 壁に貼り付けていく。。。

私が勝手に想像する 作者の背中には
創りたい!という情熱と
絶対に素晴らしい作品ができる!
という 信念を感じたのでありました。



by 丸岡満美






No comments:

Post a Comment