Sunday, August 18, 2013

魔法の定規

こんにちは。丸岡です。


今 現在の私の机の上は、こんな状態。

















今度に使う親子ワークショップ材料の色トリドリなフェルト生地。
切り開いた牛乳パック。
箱状に組み立てられるよう切り出した厚め画用紙。
カッターナイフ。

そして、三角スケール

二枚セットで売っている△▽の三角定規ではありません。

拡大するとこれです。
















ご覧のとおり断面が三角形してます。
つまり、3つの面があります。
それぞれの面の両端に違う目盛が刻んであります。
で、3面×2種の目盛=6種類の目盛がこれ1本で測れる!
という魔法の定規なのです。


建築やインテリア、機械や電気配線図等の
工業製図をする人には当たり前の道具です。
実際の形を縮小コピーのように 小さく縮めて描くときの
「縮尺(しゅくしゃく)」という基準寸法で測る時に使います。

例えば実際の1mの長さを図面にする時
1mの長さの紙を用意することはできませんから
当然に縮めて描きます。
半分の1/2に縮めたら 紙の長さは50cmでOK
1/5に縮めるなら 20cmでOK
となるのですが いちいち計算するのって大変~!
ってことで 「1/2」「1/5」の世界が
あらかじめ目盛で刻まれているのが「三角スケール」
親しみを込めて 業界人は「サ・ン・ス・ケ!」と呼びます(笑)


でも 普通には 家庭にはありませんよね。


大学やスクール講座へ
建築インテリアを志してくる学生さん達にとっても
最初は「どうなってんの? どうやって使うの?」状態です。
それが、半年後には、筆箱ペンケースには必ず入っているという
一般筆記用具のレギュラーメンバーになっています。
筆箱に入ってないと、その日一日は、なんだか不安になったりして。
さらに言うと、加えて、カッターナイフも
いつしかペンケースの常連になります。。。。。
こうなれば もう 立派な デザイン・オタク!


話を戻しますが~


6種類の目盛が刻んであるということは
6種類の空想の世界へ 一瞬でトリップできるということなんです。
そう、空想旅行のための強力な兵器!
サンスケを紙の上に置くと
もう、頭の中は、「1/2」「1/5」の世界へ。
自分自身が指先ぐらいのサイズになって
自由に 紙の上を歩き始めるのです。
かと思うと また現実の世界に戻ってあれこれ考える。


で、今、私は、サンスケで紙パックを採寸しては
うーんと考え込みつつ 彷徨っております。



by 丸岡満美



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