Monday, March 10, 2014

狭くて広い 白の空間

お茶会の前
床の間飾りがしつらえられました

灯明 香炉 花立

和の心を伝える 定番トリオ

そっけなかった茶室が
。。。色っぽくなりました。。。


今回は2畳バージョンの
最小コンパクトなボリュームだった「草風茶室」

でも靴を脱いで 畳の上に上がって
その空間に入っていみると
「意外に広い」と皆さん 感じてくださったようです。

 ・真っ白な空間だからでしょうか?
 ・天井が無いからでしょうか?
 ・竹に見立てた線材が
  視線を上方に導くからでしょうか?

このユニット茶室は
たった2畳のタタミの床フロア。
その周りで 長尺の白い和紙が
緩やかな曲線を作りながら
上下で交差して重なって 壁囲いを作っています。

ただそれだけの空間。
狭い。。。。けど 意外に広い。

囲まれている安心感。
けれど 壁には曲面交差による隙間が
規則正しく並んでいて 「のぞき穴」だらけで
開放感も感じられる。

相反する感覚が共存する空間は
不思議な居心地の良さを提供してくれました。


by 丸岡満美









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