京都滞在の最終日。
新幹線に乗り込む3時間程前には
決まって 錦小路に立ち寄ります。
「京の台所」と呼ばれる 錦市場 で
その日の夜の食卓のための買い出しです。
昨今は 地方の名店のほとんどが
東京のどこかの名店街やショッピングモールに出店しています。
錦市場のお店陣も もちろんです。
「京都の錦」の看板は 注目度抜群ですし。
なので できるだけ 東京~横浜に出店していない
お店をわざと狙います。
でも けっこう まだまだ あるんですけど。
錦の京極側の入れ口にある京漬物「高倉屋」さん
出汁巻き卵 と 鯖寿司は必ず押さえて。
あとは 市場を一往復して品定めして買っていきます。
横浜の自宅にもどって、そのままで
お皿に盛っていただける惣菜をいろいろ。
魚屋さんの店頭台に並ぶ 焼き魚。
量り売りOKの冷蔵ショーケース内の30~40種類の惣菜。
そして。最後は京都駅にて
京都の地元パン屋「志津屋」に駆け込みます。
戦後間もなくに京都河原町に創業したお店。
京都市内のあちらこちらに直営店があります。
子供の頃から 3日に1度は食してました。
親戚の集まりがあると 決まって 叔母さんが
「志津屋のサンドイッチ」の大きな詰め合わせボックスを
持ってきてくれて とても楽しみでした。
同郷の夫も まったく同じ思い出があるそうで
いかに 京都市民の生活に根付いているかがうかがえます。
錦市場の宴 と 志津屋ベスト3
関東に移り住んで20年足らず。
東京や横浜で有名なお店 または海外から鳴物入りで
出店するベーカリーショップは多いですが
やっぱり 京都出身者にとっては「志津屋」です。
肉厚ビーフカツとソースが決め手の「カツサンド」、
フランスパンにハムとプロセスチーズ、ただそれだけの「カスクート」、
ドイツ圏のカイザーゼンメル風パンにハムと薄切り玉ねぎの「カルネ」。
京都滞在中は夫婦して この3種を
繰り返し~繰り返し 食べ続けるんです。
その最後は 新幹線の中で。
次の京都滞在での再会を誓いながら~。
by 丸岡満美
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