Thursday, May 1, 2014

京の庭 苔の世界

日本庭園は 「苔」無しでは成立しないですよね。

子供の頃の私にとって「苔」は 
<古くて人の手が入っていないところに生えるもの>
と思ってました。
年齢を重ねるごとに 苔に惹きつけられます。

「白の世界 大好き」な私なので(笑)
白砂の枯山水庭園は嫌いではないのですが
最近は どんどんと 苔庭派になってきました。
社寺仏閣めぐり時の中で
苔が広がる庭や路地に出会うと
滞留時間はだんぜんに長くなり
大量の写真枚数に。。。。

京都 大徳寺・高桐院
客殿までの長い路地(上) と 客殿の前に広がる苔庭(下)
緑と赤の補色な配色が見事です!


友人であるドイツのランドスケープアーキテクトが
日本での留学体験時に目にした「苔の造形」を
ヨーロッパで再現したいのだけれど
「気候の違いで無理」と言っていたのを思い出します。
東アジアだからこその自然!
そして日本だからこその意匠美!で
苔庭は 世界に誇れるジャパンビューティー


昨今は 「苔玉アート」「苔箱庭」が注目されたりで
苔は すっかり 高感度なアイテムとなりました。
建築業界では 緑化や断熱のために
システム化された商品が多数に出回ってもいます。
その世界は着実に広がっているんですよね。


by 丸岡満美



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